今回は、山行に参加した2年井之上、1年松浦の二人それぞれの視点からのレポートをしてみます。
文責:2年井之上
奥多摩の倉沢橋から50mほど踏み跡を降り、徒歩1分でF1。水量は多く、釜は見るからにやばそう。泳いで壁に取り付き、指がかかるクラックで姿勢を維持しながらハーケンを打つ。ハーケンは効くので、打ててさえしまえばあぶみでの離陸は容易。その後5回人工を駆使して滝中部(左岸)へ。
(中部から私がルーファイミスってえげつない方へ行ったので参考にならないです。)
中部はぬめり、ホールド・スタンス共に悪いです。パーミングしつつ、ぬめったスラブを信じて立つの繰り返し。途中リングボルトがあります。それを超えると完登。右岸に強固なペツルの終了点があります。右岸に終了点があるせいで、フォロワーは流心を行く事になります。フェルトじゃ無理ですね。
文責:1年松浦
初の沢登り~マイモーズの滝~
私は今回、人生初の沢登りに挑戦した。登るのはマイモーズの滝というところで、私自身どの程度大変なのかいまいち想像できず、とりあえず見学してみようという気持ちで臨んだ。
実際に滝を目の当たりにして、これは自分は登らない方がいいなというのが第1印象だった。しかし、自分もまさかの登ることに。リードの井之上さんがかけてくれたあぶみを頼りに途中までは登れたがそこから滝を登っていくルートになり、先に進めなくなってしまった。そこに来るまでに腕に力を入れすぎて疲れてしまい、体を持ち上げられなかったからだ。そこからはとても時間がかかってしまったが上から井之上さんに引っ張ってもらい、なんとか登りきれた。登り終えてみて、滝は水量も多く、かなり恐怖心を感じていたが、フォロワーの自分は滑落して滝壺に落ちることがないということをもっと理解していれば、そこまで恐怖心を抱かずに登ることが出来たので、もっと知識を蓄える必要があるなと感じた。
そこからは懸垂下降で元の場所に戻った。これに関しては、傍から見ると怖かったが、実際に自分がやって見るとスリルが味わえて楽しかった。これからも使う機会があるので、やり方をしっかりと覚えておきたい。怖いと感じたところもあったが、とても楽しい初沢だったし、今回の経験や得た知識をしっかりと自分のものにして実践できるようにしたい。