玄倉川小川谷廊下遡/下降 6月23日
‥中尾、村上
小田急線新松田駅から車で1時間ほどの場所にあり、ゴルジュが綺麗な沢。シャワークライムを存分に楽しむことができ、真夏なら最高のルート。今回は、まだ初夏のうえにお日様にも恵まれなかったので寒さに耐えながらの遡行となった。
■記録
■6月22日
夜、小雨の中、車で横浜を出発。
雑談の中で、村上が山岳保険に入っていないかもしれないということが判明しびっくり。
入渓地点となる穴ノ平橋手前広場に駐車、パジェロの中で仮眠。パジェロショートのシートがフラットになることを知りまたびっくり。しかし快適だー。
■6月23日
08時05分:コガイ平の沢から入渓
10時15分:遡行終了・下降開始
11時30分:コガイ平の沢出合・下降終了
6時に起きるが、相変わらず小雨で寒そうだ。村上が雨具を持って来ていない事が分かり、考えた末、コンビニで間に合わせを手に入れることになって山北駅近くまでいったん降りる。しかし、手に入ったのはビニールポンチョで、間に合わせにもなるのかどうか???
7時、広場に戻り、入渓準備をして気をとりなおす。
8時過ぎ、小川谷本流まではコガイ平沢の堰堤をいくつも降りてからの入渓になる。増水はしていなかった。
本流に出て、2m程の最初の滝は難無く越え、次のチョックストーンの滝は一年の時に敗退した滝でもあるのだが、今回は右の流木を使った。この後、いくつか滝を越えたところで釜のある滝、泳ぐつもりで来た中尾は果敢に釜を泳いで滝に取り付こうとするも登れず、右から巻く。ちっと寒い。
遡行図にあるつるつるの大岩は、水流の上に張り出した岩の下を水線に沿って突破。石棚ゴルジュに入るが、快適に進み、石棚2段20mの滝を迎える。この滝を左の岩塔状から巻くと間もなく、深い釜の4m滝と、やはり釜のある5m滝があり、泳ぎたいところだが、断念、どちらも側壁から登る。
右岸に5mの滝で小沢が、続いてデッチ沢が入って、5mの滝を越えれば、目の前に左側の壊れた堰堤が姿を現す。この堰堤は、もっと小さなものを想像していたのだが、高さ10mはあり、古代遺跡のようだ。壊れた部分を通過するとゴーロに出て遡行終了。10時15分。
さて、小川谷の下降である。中尾は、ちっと寒かったこともあって登山道を下りましょうかと提案したが、村上が計画通りに下ろうということで下降開始。危なく日和ってしまうところだった、あぶないあぶない。
実際には石棚2段20mの滝を巻き下るのに懸垂しただけで、あとは全てクライムダウンで下ることができ、コガイ平沢出合に戻ったのは11時半であった。
パジェロのわきで焚き火をし、装備を少しだけ乾かす。やっぱ焚き火はいいなー。
(文責:中尾)