場所:谷川岳&白毛門
日程:2018/2/6-7
メンバー:田口(3年)、池田(3年)、田中(2年)、中西(OB)
田中、池田が厳冬期2000m峰登山の経験をするため、OB中西を含む4人でレンタカーを借りて、午後8時頃東京から群馬県の土合に向かった。行程は以下の通りに計画どおり進んだ。
2/6土合駐車場7:00→7:30白毛門登山口→10:30松の木沢の頭→11:50大岩→12:10白毛門→13:15松の木沢の頭→14:45白毛門登山口→15:10土合駐車場
2/7土合→9:00天神平→10:00熊穴沢避難小屋→11:25谷川岳→12:15熊穴沢避難小屋→12:50天神平→13:20土合
ルート研究と天気的にこの時期はラッセルする可能性が高く、日帰りでピストンするのは少し無理があると思われたが、白毛門も谷川岳も交代しながらラッセルしたおかげで時間の壁はクリアすることができた。
土合から白毛門登山口からスタート、いきなり車道からNoトレースでビビるがうっすら残った道の跡を頼りに川を渡るとすぐに稜線上をはにでる。何度か休憩をはさんで松の木沢の頭に出ると谷川岳方面の景色が広がる。大岩が見えてきて雪の量も疲労も増しスピードが落ちてすこし弱音をはく。でも4人の力で乗り切る。ルートは単調。上りで少し下りがあって、あとは少し右ににトラバースするしたくらい。
頂上は微風。雪庇は発達。景色は四方を山に囲まれ、独特の形が目立つ。念のためワカンからアイゼンに履き替え、長めの休憩をとって来た道をもどる。誰ともすれ違うことなく白毛門登山口に着いた。前回東八ヶ岳縦走から日にちを挟まず参加した池田は稜線上の雪庇の張り方を確認し谷川東面の壁のすごさに感動していた。体力に自信がないと言っている田中も白毛門の登りにヒイヒイいいながら楽しんでいた。夜は土合駐車場でテントを張って、醤油味の鷄汁をいただく。
翌日は田中が疲労を回復することができず、お留守番。ロープウェイに乗って天神平にいった。コースは途中までトレースがあり、急な勾配になり始めた頃からラッセルであった。先に先行している人達がいたが、気付くとラッセルを交代して先頭に私達がいた。後ろを振り返ると白毛門よりも広く平野を望むことができ、来た道にはスキーヤー、ボーダーもちらほらみかける。最後の登りからは風があり、フードが顔を守ってくれた。道標にはエビもできて、まさに冬山の真っ白な世界が広がっていた。日本海の方まで望め、稜線が北アルプスを想像させる険しさであった。池田も2日目とあって歩き方は安定している。田口は後ろからついていっていた。
帰り道は白毛門同様である。ただ道に黄色い穴がいくつもあって目をそらしたくなった。夏道よりも道が真っ直ぐかつならされているので、コースタイムをまくスピードで下山。
次回の八ヶ岳定着合宿につながる山行であった。(文責:田口)
池田版:2月7日【火】天気(晴れ)気温-7度
何を隠そう、GW白馬合宿をトラウマに、散々雪山嫌いを公言していたのはこの私【今年度入部3年池田昂史】である。
夏山さえ登ったことのなかった私にとって白馬は決して思い出したくない過去となった。
思い出せるのは、下山後の車内。
窓を抜ける暖かい空気と、それに舞う桜吹雪、ファミレスで食べたハンバーグ、そして徳さんのパンパンに腫れた顔面だけだ。
当時、一緒に参加した1年生は本当によく頑張ったと我ながら思う。
そんな私が何故、雪山登山に挑んだのか。
それは、今年の1月に開催された山岳部新年会へ足を運んで下さったOB,OGの方々の雪山への愛!そして、それを語るキラキラ輝く瞳の他ない。
無礼も知らず、雪山の愚痴を語っていた私に、怒ることも呆れることもせず、何度も何度も熱心に雪山の魅力を伝えてくださったことに、この場をお借りして感謝申し上げます。
私は、あの生き生きとした表情を見て雪山への挑戦を決意した。できれば、一緒に登りたかった。
新年会で、雪山の素晴らしさを教えてくれたOB.OGのみなさん!
雪山!いって来ました!!
ここで感想をお伝えしたいところですが、是非!直接お会いしたときにお話ししたいです!その時を楽しみにしております。
私の個人的内容がかなりの尺をとってしまったため、以下に簡単な行程を記す。
At am6:30
車で寝ていた中西コーチが、我々を優しく起こし起床。30分寝坊。
計12時間睡眠。
At am8:00
朝食のパスタを食べ、出発の準備。田中、疲労のため辞退
At am8:35
田中に見送られ、ゴンドラ乗車。
At am9:00
登山開始。
序盤
比較的、雪が固く順調に進む。先方に、バックカントリーをする方々がちらほら。
そのため、トレースあり。
At am10:00
中盤
前の人に追い付き先頭にたつ。
全力でラッセル。積雪は靴をおおうくらい。
後半11:00
急登かつ強風
全力でラッセル。積雪は膝下程度
赤旗があり、それに沿って進む。
At am11:30
登頂。強風。手が凍ると思った。
中西コーチ。田口。は手が凍るのを恐れず写真撮影。私も見習いたい。
At am11:40
下山開始。
外国人バックカントリーヤーと何度かすれ違う。日本の雪は柔らかく質が良いらしい【ソース中西コーチ】
行きのトレースが吹雪で所々消失。吹雪の怖さを学習。
At pm12:30
バックカントリーヤー滑走開始。
声援をおくる。
At pm1:20
下山。
ゴンドラ乗車中、真下をバックカ
ントリーヤーが通過。
次回は我々もボードで、下山を希望。
At pm1:30
田中と合流。
なお、登山雑誌、山と渓谷を読みアイスクライミングの学習をしていた模様。
At pm2:00
銭湯へいく。ベタに牛乳を飲む。
田中、酒屋にて日本酒谷川岳を購入。意中の相手にあげる模様。
At pm7:00
解散。