沢上谷
20160724
監督と長男
梓ヒュッテに前泊し、朝から沢上谷に向かうことにする。今回は学生を連れて行かない純粋な個人山行を中学生になった長男稜太と実施。
10:00 遡行開始
水量はちょうどよく、なんだか暖かめの水温。稜太はヘルメット、ライフジャケット、ハーネス、ユマール、沢靴を装備。ザイルは30mを一本持っていく。
入渓してすぐに泳げそうな釜あり・ナメ滝ありと出足から非常に心地よい。
11:00岩洞滝
スタート時間が遅かったため、五郎七郎の滝までの遡行はあきらめて岩洞滝だけにする。岩洞滝へは、本流の顕著な枝沢を左に詰めていく。15分ほど登っていくと大きな滝が見えてくる。回りを岩壁と木で囲われて秘境の雰囲気を醸し出してくれている滝だった。
本流に戻って30分ほど進むと蓑谷大滝が見えてくるが、これは高巻きがルートだ。右側にある斜面を詰めていくと岩の壁にぶち当たる。その基部あたりを右に巻いていくと明らかなあぜ道にでた。
数分進むとまた明らかな赤布とフィックスロープで下降点が見つけられる。かなり急斜面なので稜太にはロープをつけてロアーダウンでロープいっぱいまでおろす。村上はフィックスされた古いロープを使って降りる。これでもまだ沢まで降り切れていないのでもう一回同じシステムで降りる。
12:30高巻き終了。本流に戻る。
本流に戻ってきた。先に下降していた稜太がなんとザイルを回収してくれているのには驚いた。
ここから先は非常にきれいなナメ滝が続く。ところどころに浅い湯船くらいの甌穴が開いていて寝転ぶと気持ちがよい。
ナメ滝が右に大きく折れたところにある10mくらいの急な斜面のついたナメ滝。ここにはフィックスが張ってあるのでユマーリングで超える。足の置き方が悪いとフリクションが聞いてくれないので初心者にはフィックスがあっても怖いかもしれない。
この滝を超えたら20分ほど遡行して終了点。橋のかかっているところなので迷うことはないだろう。
13:00国道に出る。
橋に上って、右に進むと分岐。ここも右だ。10分くらいで国道に出られてここでゴールとする。
お湯を沸かしてカップラーメンを食べながら迎えの車が来るのを待つ。14時にこの国道地点で待ち合わせしていたのだが、ほぼ時間ピッタリについた。