OBであり、2013年のヒマラヤアウトライヤーへの遠征隊隊長であった萩原OBが書籍を出版されます。
見本誌をちらりと見せてもらったのですが、山岳部員の我々でもなるほどねー。と思うことが沢山書いてあってとても役立ちます。新入部員に山を教えるときにはどうしても「まずは山に行くぞ。そして覚えろ!」と言ってしまいがちですが、覚える内容とその理由を分かりやすく分解して説明してくれているのがとても助かります。
これから登山を始める方はもちろん、中級者以上で初めての人を連れて行こうとしている方、高校・大学山岳部、ワンダーフォゲル、ハイキング部の方にオススメです。
最新装備のメーカー別比較や、個々の技術(特にセルフレスキューや読図など)はそれにフォーカスした書籍が沢山でているので学びやすいのですが、もっともっと基礎的なことが書かれているのがとてもありがたいです。
あと、ルート紹介は最近はヤマレコなどのネットの情報がかなり充実しているので、逆にこういった基礎的なところや口伝的な部分が実は必要だったんだと思う。
具体的には、
・テントの中での整理整頓。
どうしたらよいのか?なぜそうするのか?これまで考えもせず当たり前のようにしていたことが体系立てて説明されています。
・下りはなぜ危ないか。
下りは特に気をつけないと行けない理由はなぜなんだろう。ああそうか。そういうことね。と腹落ちできます。
など。
掲載されている写真の端々に、青学山岳部の様子が使われていました!
そして185ページには青学山岳部の海外遠征の際の写真と記事が見開きにわたって紹介されています。
難点を敢えていうと、萩原OBの写真集の如くバンバンアピールしているのが気になりますね(笑)
早速、青学山岳部では必読本として定めることにしました!
5/30発売なので、ご予約(ご購入)はこちらからどうぞ。
萩原編集長の山塾 実践!登山入門 NHK-BS「実践!にっぽん百名山」名解説者が教える!
萩原OBが企画編集した本は、時にして山岳部のバイブルとなることが多いです。そして再版しないことも多く、、中古でないと手にはいらずプレミアがついてしまうこともあるので早めに買っておいたほうがいいですね。
この本なんて、国内の名ルートが沢山紹介されているのですが、中々手にはいりづらくなっていて、10,000円くらいになっていることもあります。
日本のクラシックルート―アルパインクライミング・ルート集 (ザ・コンパスシリーズ)