北アルプス縦走 2004年7月16日~7月18日
‥中條、野口、斉藤(健)、下河辺、平野(和)
■記録
16日(初日)中房温泉ーー合戦尾根ーー燕小屋ーー大天井ヒュッテ(8時間)
合戦小屋までは、ひたすら登り、合戦小屋手前から小雨。合戦小屋以降、燕小屋まで急な登りを雨風の中を上る。燕小屋から、大天井ヒュッテまでは歩くのがやっとの強風、横殴りの雨、痩せた岩稜の所は吹き飛ばされないように歩くので精神的にかなりの疲労感。併せて、鎖の有る、急な上り下り、梯子の上り下り、これが表銀座?と言う様のルート。 何とか、4時頃に大天井ヒュッテに到着。宿泊者は、我々を含め10名程。
17日(2日目)大天井ーー水俣乗越ーー東鎌尾根ーー槍ヶ岳肩の小屋(7時間半)
一晩中、強風に加え強い雨。6時半頃に小雨になったので西岳小屋に向けて 出発。雨はさほどでないが、天井沢側に出ると風は相変わらずの強風バランスを取るのに一苦労。西岳小屋にて腹こしらい。
水俣乗越への急な下り、鎖場、梯子の連続。風は益々強くなる。巻き道の部分はともかく、岩慮を歩く時は、へばりつくようにして歩く。東鎌尾根に入ってからもヒュッテ大槍までは結構梯子の上り下りあり。
梯子の上り下りに来たような感じ。(本日も回りに景色は何も見えず、西岳に着く前に雲間から一瞬、富士山、南アルプスが見えただけ)2時前に肩の小屋着。泊り客も300人位?とあまり多く無し。この天候では仕方ないだろう。ちなみにこの日、大天井から、槍まで来た人は、我々を含め10人程?外は、相変わらずの強風雨。明日以降の予定を検討。天候回復が望み無しの場合は、槍澤を下山とする。
18日(3日目)北穂までの予定を変更。槍澤ーー横尾ーー徳沢ーー明神ーー上高地(7時間)
雨と強風の中をやり澤の下り。2時間も下ると雨の止み、風も無くなり、薄日がさし始める。
久しぶりに見る太陽、やっと雨具も脱ぎ清々した気分になる。明神で慰霊碑参拝。上高地に着いても岳沢は半分から上は雲の中、焼け岳も顔を見せず。バス停についてまたびっくり。バスは2時間待ち、タクシーは2時間待っても一台も無い状態。中の湯まで、鎌トンを歩く。(雪積期以外で初めての経験)上高地ーー中の湯(1時間半)あずさヒュッテに宿泊。ヒュッテに滞在中の小倉OBに中の湯まで迎えに来てもらい、大いに世話になる。(地獄で仏?それ以上かな・・・)
今回の反省事項
太平洋側は、ツユ明けでも今年は、日本海に前線が停滞。北アルプスは大荒れの天気。もっと、慎重に天気図を見て計画をする事。天候がよければ、も少し楽に、楽しい山行になっいたであろうが、今回はかなりしごかれる羽目に遭った。
下河辺記