南アルプス縦走
参加者:OB真下、2年田口
日本三大急登の1つである黒戸尾根の七丈小屋でテントを張った時、これを5日も続くのかと思うと気が重くなった1日目。
2日目朝早く重い体を動かし甲斐駒ヶ岳頂上を踏んだ時は雲海が絶妙に広がっていて、体が少し軽くなった。そして長衛小屋につき、
3日目は仙丈ヶ岳に行くが雲一面真っ白、仙塩尾根は岩場、草原、樹林、歩いてて飽きないルートであったのと体が慣れてきてペースは順調であった。両俣小屋は川沿いにあり、うるさいとはならない川の音が夜ご飯をさらに美味しくしてくれる。
4日目間ノ岳に着くが360度雲がお出迎え、気持ちをきりかえて熊の平小屋を目指し歩いていくと急な豪雨に打たれる。小屋に着くなんと10分手前で。しかし雨に降られたのはこの時だけではなかった。合宿全日午後に雨が降っていたのだ。天気が不安定で午前中は晴れるも午後は遅かれ早かれ雨が降っていた。
ある意味天気との戦いをした6日間でもあった。なので行動時間が1番長い5日目は12時過ぎに起き、2時出発。途中の稜線で見た星空は感無量であった。塩見岳手前までは富士山を拝めたが、頂上は見慣れた真っ白景色と早変わり、なんとかその日のゴールの三伏峠が見え、疲れた体に頑張る気力を出す。前日のようにはなりたくないと願いどおり、霧雨程度でしのいで三伏峠に無事到着。この夜前の日に出会った山人さんに美食をご馳走してもらい貴重な話をお聞きすることができた。
登山の大事な経験となり、次の経験につなげていきたいと思った。6日目は朝のバスに間に合うように起き、今まで歩いてきた山々を横目に下山した。
終わってみたらやっぱりあっという間の山行で南アルプスまた行きたくなりました。