富士山雪上訓練 2002年11月30日~12月1日
‥村上、伊東、米澤
冬の富士山。日本最高峰の山ではあるが頂上まで単調な斜面が続く。アイゼン歩行等の冬山の基礎訓練によく利用する山。ただし、斜面の長さも日本一?だけあって一度すべると止まらないので訓練といっても侮れない。事実、よく滑落事故のニュースを耳にする。
■記録
■11月29日
出発。
急遽上辻から連絡があり、風邪を引いて今回は欠席とのこと。あいつが風邪なんて大分進化したな。桑田のNewアルバムがでたのに買い忘れて、途中のドンキホーテーで買いました。何気なくうろついて見ると、フリース地の手袋が100円で売っている。消耗品なので2セットで200円のお買い上げ。カモシカとかでは1500円くらいするのにね。ただ、100円だけあってすぐ破れそうなのでちょっと不安だが、100円だったらもったいなくないしね。
11:30頃に宮前平でヨネと合流し、東名川崎ICから御殿場へ。
2:00には富士吉田に入ることができ、馬返しで幕営。6:00にはヨネが歩き始めてその間に富士スバルラインで5合目まで先回り。スバルラインの開通が9:00だったためしばらく時間をつぶしてから行く。どうやら歩いてきたヨネの方が圧倒的に早く着き、佐藤小屋で1時間強まってもらってしまった。
とりあえず歩くか。ということで、6合目までは一般道を歩き、その後は去年雪上訓練したところをひたすら上がる。雪はちょうどよくクラストしていて歩き易いが、こけたら下までダイブだな。天気がいいので、頂上まで行くことにしたが、8合目辺りで村上が体調不良のためダウン。2人の帰りを待つことに。その間寒いので雪洞を掘って耐え忍ぶ。
ヨネは9合目辺りで引き返したくなったが、伊東の粘り勝ち。結局頂上まで行ってしまう。ロープワークの訓練は明日下山途中に適当なところを見つけてやろうと思ったが・・・・19:00頃に8合目の雪洞に2人が戻ってきて晩飯。普通ならポカポカの雪洞なのだが、どうやら体調が悪いらしく全然あったかくない。しばらくはコーヒー飲んだり甘酒飲んだりして体をあっためようとしていたけど、結局震えが止まらず頭も痛く0:00頃に村上一人での下山を決めた。
こっちが震えてるっちゅうのに、ヨネときたら熟睡・・・。しかも、伊東に明日の再会を約束して出発したのすら気が付かずその後伊東が起こすと、「せっかく気持ちよく寝てるのにぃ。」なんてのたまわる始末。
夜中3時ごろから雪が降り始め同時に風も強くなってきた。そのころ村上は無事5合目に止めた車に戻り、車のエアコン全開で就寝。9:00頃に2人と車で合流したときには4cmくらい道に雪がつもってた。スバルラインでスリップしながら無事に富士吉田到着。温泉入って焼肉食べてビール飲んで14:00には戻ってきました。
歩いただけの訓練となってしまうし、自分はほとんど歩けてないし、、八ヶ岳は気合入れてかないとこりゃまずい。
(文責:むら)
北鎌でのビバークに備えて富士山でのビバーク訓練中。山頂まで行って寒さになれようとおもったが村上風邪のため断念。八合目小屋の吹き溜まりに2人用の雪洞がほれそうなところを発見。早速掘り出す。1時間弱でギリギリ3にん入れるほどのサイズになったので中に逃げ込む。雪洞の良いところって、ロウソクの灯りがロマンチックなのと小物を壁にさせるところかな。。まぁ当然0度以下にならないからあったかいという利点もあるんですけどね。
もう少し天井が高くほれればよかったんだけどそこまで積もってませんでした。残念。
■100円手袋の話
ドンキホーテで購入したフリース地の手袋。薄いだけあって風通しがよすぎる。毛手を愛用している人にはかなり心細い一品。ただ、ぬれた毛手袋を我慢してつけているくらいなら、この100円手袋を3つくらいもっていってチョコチョコ交換するのがいいかもしれない。
よく伸びるので毛手袋のアウターとしても機能するので結構長方するかもしれません。100円だったら破れても汚れてももったいなくないからね。そうそう!この手袋を二重にすれば1000円のフリース手袋と同じくらいあったかいよ。