20240611:4年井之上
下棚1P目(井之上)
ハイステップ系の登りで中間の小テラスまで。プロテクションが取り辛い。出だしが少し嫌らしい。
下棚2P目(小西)
最初はシャワーで流心沿いを直上。途中から左に流れてスラブを登る。最後のスラブは少し痺れるが全体的にプロテクションは取りやすいし、残置もある。核心とされているが快適なピッチ。
F2(井之上)
足が細かくステミングやスメアを駆使してハング下へ。小ハングより先は残置あり。意外に悪い。これより先は、特に難しいところはなく畦ヶ丸へ。満を持して挑んだ丹沢最難関の1つ下棚沢だったが、F1(45m)につくとその威圧感に圧倒された。最近は滝を見ると何となく登るラインやムーブが分かるのだが、全く登れる気もしないし、ただのヌメった垂壁に見えた。とりあえず取り付いてみると、甘い持ち感のカチでのハイステップや、スタンスもクライミングシューズの先で乗るほどしかなく難しい。また安定する場所が終了点までない上に、岩が脆くまともにハーケンすら打てなかった(結局15mほど上でやっとカムが決まった。その下でもハーケンを2本ほど打ったが、効きが甘い上にリスが動いた)。登りながら壁を見てムーブを試行錯誤しておこすを繰り返し、気づいたら1P目終了点のテラスにいた。2P目は序盤はガバが多いもののかなりバーティカルで、後半のスラブは悪かった。
F2は10mほどだがVが付いてる難度の高い滝。細かい粒に乗りながらカチを持ってあげるムーブが続いた。リングボルトとカムが決まったので突っ込めた。今回の遡行は絶対に落ちれない難度の高い滝を2人共危なげなく、極めて冷静に対処する事で7時間とかなり良いペースで終える事ができた。最近自分のマインドをコントロールし、やばい時に冷静になれるようになってきたと思う。精進していきたい。
登攀具は0.5までを2セットと0.75、1、ボールナッツ、アングルハーケン1、ブレードハーケン6以上あると良いと思います。