ベースキャンプ 標高は5200mにいます。
高度順応をすべく、昨日はC1(5500m)付近まであがって
います。ここでやっと目指すべき山をみることができました。
キャラバン開始してからもう20日以上。でも、まだ麓にすら
到着できていません。C1に入れれば、あとは1週間ほどで
頂上をどう落とすかの戦いが始まります。
天気は午前中は良いものの、午後から雪や曇りのことが多い
です。気温は、最低気温0度ほどでしょうか。暖かいです。
さて、今日は各隊員からの一言を。
本田(4年 装備・食糧担当):
先日、イってQでテレビ出演を果たした本田です。今度は映像記録という形で
映像を撮る立場で、日々構図と高山病と格闘しています。
高山病の中、食欲を掘り起し、夜のディナーを楽しみにしている今日この頃です。
最後に、携帯を失くしてごめんなさい、村上さん
真下(2年 行程・輸送担当):
ネパール人と呼ばれて久しい真下です。しかし、必ず体に不調をもたらすダルバー
トはトラウマになりつつあります。
ヒマラヤという極地に身を置いてみて、風雪、乾燥、寒さに耐えながら自然の偉
大さと人類の生命力に感動しております。私自身、日々心拍が120近くあり、
寝ても覚めてもジョギング状態です。
最後に、皆様の応援に感謝し、少しでも遠征隊に貢献できるよう頑張っていきた
いと思います。
中西(1年 記録担当):
現地ガイドのツルさんに「ラマさん(僧侶)」と呼ばれ続けてる中西です。
暇な時には、半沢直樹シリーズの本を読んでおり、録画しているドラマを早く見
たいです。やられたらやり返す!バイ返しだ=。
ご飯は日本料理でとてもおいしく毎日それが楽しみです。
古城(02年卒 医療・会計担当):
標高4000Mを越えてから、ひたすら高山病による頭痛、吐き気、下痢に耐えての
苦難の日々が続いておりますが、その中でも日本では見れないスケールの大パノ
ラマに薬以上に癒されております。神のご加護を。
村上(96年卒 登攀隊長):
調子はよいですが、iphoneを亡くしたショックで傷心中。
秘蔵の映像をいれて日々リフレッシュしていたのですが。
前回より、隊全体の調子が確実によいので、登頂できる
イメージがかなり強くできていますよん。
パソコンの電源は太陽光。通信は衛星電話。こんな場所
でもネットにつながっているというのは不思議な感じです。
さて、電子書籍でも読むとしますかね。
萩原(82年卒 総隊長):
先発隊が日本を発って今日で19日目。
標高5200mの高所では、さすがに体調不良を訴える者多数ですが、
今のところ計画に影響を及ぼすような問題もなく、
ほぼ順調に推移しているといっていいでしょう。
昨日はC1近くの5600mまで上がり、
初めてアウトライアーの姿を目にすることができました。
明日はラマ僧がベースまで上がってきて安全登山のお祈りの予定。
全員の無事下山と安定した天候と雪の状態、
そしてもちろん、初登頂の成功を、
強く祈っていただきたいものです。
その他、行動中の詳細についてはブログで。
yamakei.co.jp