場所:山梨県 三つ峠
日時:2019年6月22日
メンバー:松原(3年)他OB1名
6月21日
本当は谷川中央カンテに行く予定だったが、雨がひどそうなので三つ峠へと転進した。今年谷川の計画を何度か立てているが、全部雨で中止になっていて悲しい、、、(実はこれを書いている週の土日も谷川の予定であったが、大型台風接近でポシャりそう、、、)。三つ峠は結構思い入れのあるゲレンデなので気持ちを切り替えて楽しむことにした。レンタカーを借りて三つ峠駐車場へ車を走らせる。駐車場に着くと辺りは真っ暗、雨はポツポツと降り始め、翌日のコンディションは期待出来ないのが目に見えて感じられた。雨がやむことに一縷の望みをかけ就寝する。
6月22日
翌朝は雨は止んだみたいだが道は濡れており、気分がなかなか乗らない。そのせいかゲレンデなのにアプローチの道を間違えてしまい1時間ほどロスするも、屏風岩には誰もおらず不幸中の幸いであった。
岩は濡れている場所はビッチョリだが、辛うじて乾いているルートもいくつかあり、私たちは1番人気の中央カンテルートから登り始めることにした。
岩が割と乾いていたおかげか、初めて登るルートであったが意外と容易に登れてウハウハしていたら、怪しい雲がこちらに接近してくる。仕舞いにはガスって視界が消えるし雨降ってくるしで服はビッチョリ、寒さとの戦いになる。岩が濡れてしまったのでフリー突破は諦め、人工に移ってジリジリ進んでいく。ひしゃげたハーケンが抜けないことを祈りつつアブミに乗り込むのは何とも言えない緊張感があって楽しい。結局トップアウトした時には2人とも芯まで冷え込み震えが止まらなくなってしまったので急いで懸垂下降&撤収した。なお中央カンテルートは懸垂下降する際は右の凹角から下降するとロープがスタックしやすいので、リッジから下りるか登ってきたルートに沿って下りていくことをお勧めします。
下山後はOBの堀内さんのお宅へご挨拶に伺いました。いつもいつも急な訪問にも関わらず、温かく出迎えてくださり食事までご馳走して頂きました。冷えた身体と空いた腹に温かいご飯が染み渡りました。堀内さんいつもありがとうございます!
文責:松原