2019雲取山山行

2019/5/3-4
参加者:渡部(3年)、塩谷(2年)、楠本(2年)、金井(1年)

53

朝8時過ぎに奥多摩駅集合。GWということでトレッキングシューズの人々で駅前バス停はごった返し、臨時便に揺られること40分。お祭という由来が気になるバス停で降車し、新1年の荷物を整えた。奥多摩湖を横目に登山道へ入ったのだが、なんとも張り合いのない緩い斜面の舗装道路をてくてく歩くことになった。天気も良く、半袖Tシャツ一枚で互いの近況報告などしながら新入生も談笑出来る余裕ある山行である。2時間ほど進んだら、舗装道路は終わったが、歌いながら歩くと疲れる前に本日のテント場、三条の湯に着いてしまった。ここは立ち入り入浴もできる珍しい山荘である。12時ごろだったが、30張の幕営地はほぼ満席で、大学山岳部らしいダンロップV8テントも見られた。テント場の周りには沢があり、夜通しサラサラ流れる音が気持ちよく眠りを誘った、が、新入生はうるさくてあまり眠れなかったようである。夕飯時まで時間があったので、朝が早かった分を昼寝で取り戻し、山荘の食堂で鹿肉ジャーキーをチャレンジして食べてみた。燻製してあり、臭みもなかったが、たくさん食べたいようなものでもなかった。

夕飯のカレーは、用意周到な先輩が食材をすでに切ってきてくれ、炊飯の水量もきっちり調べた通りにしたので、非常に美味しくでき、新入生も喜んでくれていた。そして、夕方からときどき雨が降っていたが、翌日の晴れ予報を信じ、夜7時ごろには就寝。

54

朝4時起床。空も晴れ、朝食のパスタを食べ終えたら荷物整理をして雲取山へ出発。当たり前であるが、4時起床も5時半出発もちゃんと守れたのが良かった。緩やかな山道の上には落ち葉がが多く見られた。ところどころに昨夜の雨によるぬかるみがあるが、気にせずすすむ。1時間歩くごとに休憩を入れ、1回めの休憩の後、稜線に出た。晴れているので朝日が当たると暖かく、草木と土の匂いがして非常に気持ちが良い。出発して2時間ちょっとで、最後の登り。ジグザグに100メートルほど登り、開けると景色のいい雲取山山頂。東京都内の最高峰である(2017メートル)。登山客も多く、小学生くらいの子供もちらほら。チワワを連れてきていたおじさんには少し驚いた。ガスで遠くまで見えないにしろ、達成感のある、新入生にもちょうど良い山行だなという感があった。そこからはとにかく下山である。はじめはなだらかな稜線上を、七ツ石山方面への分岐後は杉や松の生い茂る中をひたすら歩く。平将門ゆかりの地らしく、ところどころある看板を目印に、休憩を挟みつつ駐車場に到達。そこで若いアジア系の女性に英語で話しかけられ楠本が対応。12時ごろに登山口だったので、少し心配だったが、ちょうど雨雲が出てきて1キロほど先で落雷が見えたあと、バス停でまたその女性を見かけ、悪天候で中止したとのこと。僕らも雨宿りしつつバスを待ち、40分ほど揺られまた奥多摩駅に到着。

基本的に天気も良く、飯もうまく作れた山行でした。GWで人も多かったが、コースタイムも守れた。ただ、奥多摩だからと地図を人に頼ったり、新入生に必要な物品が伝わってなかったところなどは、反省して次に生かしたい。

楠本

(文責塩谷)

関連した山行記事