個人山行:笛吹川東沢

場所:笛吹川東沢
日時:2017624-25
メンバー:3年中西、田口、池田、1年内田、徳永
監督 村上、コーチ 角田、OB 真下

■全行程編(文責:池田)

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真下車(徳永・内田)と村上車(中西・田口・池田)に分かれ、それぞれ2023時に集合出発。比較的暖かかったため田口を除く村上車のメンバーは外で寝袋をしき1時ごろ道の駅みとみにて就寝。
先に到着していた真下車は車の中で就寝。(暑がりの徳永は途中から外で寝たらしいが)
入部当初はいちいち感動していた星空もすっかり当たり前となり、慣れの怖さを感じた。まだ、3ヶ月なのに。あの、純粋だった自分に戻りたい。

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5時頃起床。天気は晴れ。車の窓から顔を覗かせる朝食中の真下さんがクマさんに見えた。バイクで角田sが到着し、それぞれ支度を済ませ地図などを確認して6時半ごろ出発。水温は思ったほど冷たくなく心地よい。沢沿いを少し歩くと、早くも巨大な魚留滝に遭遇。流れる水はエメラルドグリーンに輝きあまりの美しさに村上監督は何度も滝にドボンした。先週の水根沢では、川に入ることを拒んでしまった僕もドボンしたくてたまらなくなるほど綺麗だった。

しかし、魚留めを突破することが難しくここで法螺貝のゴルジュへ行く田口・中西・角田班とゴルジュを避け、山道を歩く村上・真下・内田・池田班に分かれることに。美しいバラには棘があるといったところだろうか。今年一の感動を味わっていた池田としては、少々残念な結果であった。そんなことも知らず内田・徳永は無邪気に水切りをして遊んでいた。だいたい2回で終わっていた。
ゴルジュ班の動向は中西さんに託し、ここから山道班の話をしよう。

魚留めを諦め、まくことになった山道班は一旦戻り鶏冠谷を少し登ってトラバース?することに。早くもこれが山道班最大の過ちとなってしまった。登っても登ってもトラバースできる道が見つからず、一旦引き返して探したがそれでも道の崩壊などにより安全にトラバースできるところが発見できなかった。徳永、内田は登山靴に履き替え、結局もう一度登って道なき道をトラバースすることになった。この時、徳永は疲労と楽しみにしていた釣竿が壊れたことが重なって、汗を魚留滝の如く垂れ流し、彼の行く手を阻む木はなぎ倒し、もう誰も止めることできないほど躍起になっていた。内田はいたって普通であったが徳永を気遣う優しさを感じた。足元は湿った落ち葉で滑りやすく、危険な斜面を何度か乗り越え命からがら2.3時間ほど掛けて11時半ごろ?法螺貝のゴルジュへ到着。(本来なら30-1時間程の距離)「落ちたら死ぬ場所は絶対に転ぶな!」

「転んだら荷物捨ててでも止まれ」「ここで落ちたらどうするか考えながら進め」が、この時の村上監督のお言葉である。大切に胸にしまっておこう。

法螺貝のゴルジュは、名前から想像できるようにかなり妖艶な場所であり、はいって戻ることでもう一度生まれ変わることができるらしい。念願のドボンをして、ゴルジュに入ると中には中西・田口・角田sが!

丁度角田sのゴルジュ突破に立ち会うことができた。めでたい!その後、池田・内田・真下s・村上sは生まれ変わり、徳永は泳ぐ練習をしたが生まれ変わることができず、山道班は法螺貝をまいて少し先の河原でゴルジュ班を待つことになった。  これがとてもとてもとても長かった。河原で眠ってから何時間が経ったのだろうか。気づくと太陽の位置はすっかり変わって日向ぼっこが日陰ボッコになっていた。徳永・内田はパンツ一丁ではしゃいでいる。水切りが好きなようでいい石を集めて楽しそうに投げていた。相変わらず2回で喜んでいた。痺れを切らした村上監督がゴルジュ班を探しに行き何時間か経過。それに痺れを切らした真下sが探しに行こうとしたところで、遠くから大きな声が響き渡りゴルジュ班の到着を知らせた。笑顔満点の監督とは対照的にゴルジュの長旅を終えた3人はすっかり疲れきっていた。眠かったので何があったのか聞かなかった。15時半ごろのことである。

ここで、優しくて綺麗な奥さん(想像)が待っている角田sは下山し残りのメンバーは少し先の山の神付近で幕営する事になった。
徳永は釣竿を直し念願の釣りを試みたが収穫なし。


そうめんとその他もろもろを食べて就寝。
内田と村上監督はハンモック。以上。

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4時起床。雨天。
真下sが雨の中焚き火に成功。貫禄を感じた。
5月の雪山で人気となったもっこすラーメンと餅を食べた。もっこすとは熊本弁で頑固という意味である。「田口が餅を食べたいともっこすだった。」と使う。
予定より大幅に遅れたことと雨により、山頂まで行くことを断念しそのまま下山する事になった。また今度行く楽しみができたので良しとする。
1.2時間ほどで最初の魚留滝に到着。ここで、山道班最大の過ちの答え合せである。

実は、魚留めをまく脇道は魚留めのすぐ後ろに位置しており、灯台下暗し?という事であった。
帰りは、沢臭い体を清らかにするため、一行はほったらかし温泉へ。まだ朝の8時であった。

置いてあった雨傘を被ったが、何故か山岳部全員びっくりするほど似合っていた。
昼飯を談合坂SAでとり、真下車・村上車に分かれここで解散。

とてもとても思い出に残るいい山行であった。次回は絶対に登頂するぞ!終。

法螺貝のゴルジュ 突破編(文責:中西)

鶏冠谷出合から入渓し、最初の滝6mはクラック沿いを角田さん、中西で登った。右岸から巻いた田口と合わせて3人でホラの貝ゴルジュに向けて進む。


エメラルドグリーンでずっと潜っていたいような綺麗な沢だが、かなり寒い。ウェットスーツを買っておけばよかったと後悔した。


そして、ホラの貝ゴルジュ入口に到着。最初は泳ぎで取り付き、今回の核心4mの滝が現れた。まず、角田さんがフリーで突破しようとするが、すぐに戻って来て「アブミ!」。フェルトソールでは歯が立たなかった。アブミ、スリングをかくまくり、時間はかかったが何とか3人とも突破。


突破した先も素晴らしい景色。3人は激流の手前まで泳いで右岸にへばりつく。そして、この流れを進むのは厳しいと思った中西は右岸を乗り越えて飛び込んでみることに。すると足が簡単に着き、思っていたより浅かったことを知った。寒い中待たせてしまった角田さん、田口申し訳ない。
激流を終えた3人は装備を整えて、みんなが待っているであろう山の神に向けて進む。次の滝は左岸から巻き、角田さんが巻いた先の滝の上に懸垂で降りてみるが、進むことが難しいとのことで、大きく巻くことになった。
思っていた以上に時間がかかってしまったため、ホラの貝を巻いたみんなに申し訳なかった。今度来るときはステルスソールで来よう