万太郎本谷遡行

万太郎本谷遡行

2015年7月11日(土)‐13日(月)
真下孝典(4年)、中西謙(3年)、佐々木尚仁(1年)、高口真一(1年)、角田樹来(コーチ)、角田友人

1日目
・天気:晴れ
・行動時間:開始11時30分-終了17時
当初の予定では一ノ滝を突破し二ノ滝手前で野営する予定であったが、実際には一ノ滝に到達せず、大グリ沢手前のF2-8m前で行動を終了した。行動終了時刻は17時過ぎであり、沢登りの行動終了時刻としては1時間程遅いといえる。行動終了直前に、真下と角田でF2-8mの偵察を入渓時刻は渋滞等で予定より1時間程遅れることとなった。1日目は難所もない平凡なルートでありザイルを出す箇所もなかったが、全体的に行動速度が遅く、小さな滝の突破にも時間を要した。肝心の1年生であるが、佐々木は「もっと早くても大丈夫」と本人が振り返る通り終始安定した歩行状況。行ったが、その先に野営適地がないと思われたこと、またF2-8mの突破にはザイルを出した方がよいがその時間がないことから行動終了の判断をした。

野営地は、右岸側を5,6メートルほど登った個所で行った。夕食はたき火にて行い、就寝までの団欒時間は楽しいものであった。

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2日目
・天気:晴れ
・行動時間:開始6時30分-終了19時50分
4時半過ぎに起床し、6時30分行動を開始した。可能であれば6時に行動を開始したかったが、撤収に少々時間を要してしまった。2日目は最初からF2-8mである。前日の偵察で安全確保のためザイルを出すことにしていたため、角田と松井の両名が撤収準備をする学生に先行して突破した。ザイルで確保していたため問題はなく突破した。このF2-8mの突破に1時間を要したが、ザイルなしで突破しているパーティーがほとんで、できれば15分以下で突破したいところであった。
そこから一ノ滝までは想定通り1時間程要し、9時頃到着した。
直登するのは困難であるため、ガイド本にある通り少し戻って左岸のルンゼを登って巻き道を探すこととした。ただ草がかなり生い茂っており、ルートを探すのに30分ほど時間を要した。草付きのトラバースが2本あったが、いずれも安全を考慮し、Fixロープを張った。先頭の中西が一ノ滝上部に出たのは11時頃であったが、最後尾が来るまで更に100分程かかってしまった。振り返り検討会においてはトラバースの2本目Fixロープは不要であったとの意見が出た。
その後、スノーブリッジ、二ノ滝を順調に進む。7月中旬においてはスノーブリッジは大きく残っていたため、無理して巻くことはせず内部を突破した。

最大の核心部である三ノ滝への到着は14時頃である。ここで15分程休憩を取った。12時前に到着予定であったが、最初のF2-8m及び一ノ滝で時間を要したことから、大幅に遅れてしまった。三ノ滝は2段ありこれまでの所要時間から突破には3時間以上かかると推定しこの時点で1日下山が遅れることを想定した。(他のパーティの通過時間は1時間~1時間半程度)
1段目の突破にあたっては角田が先行した。最初滝より右に10m程にあるルート(カンテ状の垂直の壁)を試してみたが、足の置き場がなく力技でないと登れないことから断念し、滝の右側を直登した。途中ハーケンを2本打った。登り切った後、支点がなかなか見つからず5分程探すと、残置支点が見つかったのでそこにビレイの支点を作成した。振り返るとビレイをしていた中西以外は全員寝ていた。先行者の登りを見ないとはどういうことかと思い声を張り上げたが、滝の音にかき消されて上手く伝わらなかった。
ただ、逆に寝ていて角田の登ったルートを見ていなかったことが幸いした。角田の登ったよりも後続が登ったルートの方が優しかったためである。
ここは記録を見るとザイルを出していないパーティーもあったが、初心者がいる場合は絶対に出すべきポイントである。ただ、見た目程難しくなく足場はしっかりしており、きちんと行けば5.7~8位(中西談)の難易度である。

先行した角田に続き、中西、佐々木、松井と順調に登ってきた。佐々木は滝の途中は問題なかったが、最後のスラブ上の岩がつるつるしており、不安になったとのことである。高口は出だしで2回落ちたが、これは想定内であったため、あらかじめザイルをガチガチに引っ張っていたことからきちんと対処できた。最後尾の真下が1段目を登り終えた時点で既に時刻は予想通り17時となっていた。他の記録を見ても、1時間台で突破しており突破に3時間を要したのは明らかに時間のかかり過ぎであった。

2段目は安全を考えて直登しなかった。下部の左壁にとりつきバンドをトラバース、細い階段上の水流に沿いに登り、途中からブッシュ帯に入り滝のおり口に出た。念のため、下部からブッシュ帯途中まではFixロープを張った(他のパーティの記録でFixロープを張っているものはない)。ここでは中西が先行して滝のおり口に到達した(とりつき開始から20分後の17時20分)。5分後に角田もおり口に到達する。このままでは予定を超過してしまうことから角田が先行して、携帯電話の電波の届く稜線近くまでいく行動をとった。

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3日目
・天気:快晴
・行動時間:開始6時30分-肩の小屋11時-下山15時
3日目は細る水流を伝って、谷川岳頂上までを登りつめた。ただし3日目は佐々木が早々にシャリバテとなってしまい行動速度が落ちてしまった。谷川岳頂上直下にある肩の小屋に到着したのは11時頃である。天気は雲一つなく、日差しも強烈であったことから、熱中症の心配があったため、水分補給を徹底させた。
真下、中西、角田は小屋での休憩中に谷川岳頂上まで往復した。

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