八ヶ岳 赤岳、南沢大滝 2011年12月29-31日

八ヶ岳へ登攀トレーニングへ。今回の参加メンバーは、OB:岩井・土田・古城・村上、現役:本田・上岡の6名。南大沢をベースとし、登攀組とアイスクライミング組にわかれるという計画で年末に実行した。

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1日目:12時に美濃戸を出発し、そこから南沢を詰める。美濃戸山荘までは雪がまばらにあったが、南沢はしばらく雪の無い夏道。くねくねとあまり好きになれないルートだ。ゆっくりではあったが、16時に行者小屋へ到着。もう暗くなり始めているのでサッサと幕営して明日へ備える。土田さん、岩井さんは小屋泊。気温はそんなに低くなく、-15度ほど。

2日目:6時に出発。登攀組に村上・本田で石尊稜。アイス組みには岩井・土田・古城・上岡で南沢大滝。
まずは、登攀組。行者小屋から中山乗越を超えてそこから少し下ったところからアプローチに入る。しかしながら、トレースもなく地図を見ながら詰めていくとそこは先ほど通った中山乗越。むぅ、このまま中山尾根に切り替えだ!とばかりに尾根を詰めていく。で、今度は見える範囲で取り付きに2パーティー(3人、4人)がいる。途中、引き返してくる1パーティーと話たところ、1時間以上待ったけど進まないので帰ってきたと。その原因の渋滞のようだ。1時間程度ここでのんびりと進むのを待っていたが、、残念ながら進まずやむなく下りることとする。その後、中山乗越の斜面で村上・本田で雪稜での基本的なロープワークからツルベでの登り方実践を繰り返す。適当なところで切り上げ、アイスクライミング組に合流すべく南沢を下ったが、もう13時を過ぎていた為、合流するころにはおしまいなんでは?との判断でテントでまどろんでた。
そして、アイスクライミング組。果敢に岩井さんがリードにチャレンジ。ピカピカのアイススクリューで完璧な支点を作るも、重力に勝てず途中敗退。リベンジは古城。当然ながらこなせたが、課題は多そう。しっかりと凍ったアイスを存分に楽しんだ後、岩井さんはそのまま下山。

3日目:6時に出発。この日は下山するため、赤岳を踏みにいく。文三郎から入って地蔵から下りる。ここはさすが現役。元気一杯で、1時間30分程度で赤岳山頂。急斜面での歩きに不安はなく、OB2名村上古城の体力だけが不安。風も弱く最高の登山日よりで山頂でしばし写真撮影。そして下山は地蔵をダッシュで下る。もちろん、上部の鎖場はゆっくりだが、下部は村上・本田でどちらが早いか走って競争。本田の勝ち。上岡・古城はしっかりと歩みを進め、20分遅れで行者小屋で合流。なんとか土田さんが小屋にいる時間までに戻ってこようとしたのだが、時すでに遅し。テントを撤収して下山開始。
美濃戸山荘から八ヶ岳山荘までは、またまた本田・村上でダッシュ。しっかりと荷物を全部背負ってです。空荷で走っている見知らぬ人に追い抜かれ、負けちゃいられねーと、さらに気合いをいれてダッシュ。もちろん青学山岳部のメンツは保てましたよ!1分差で八ヶ岳山荘へ先に到着。相手が勝負していたのかは知りませんが。
やっぱ、コーチ監督は現役と一緒に山いかなきゃいけないですね。一緒に生活することが一番彼らの成長を促しているような気がしました。(文責:村上正幸)

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