個人山行:鹿島槍 東尾根

期間:2017/3/18-20
場所:鹿島槍ヶ岳 東尾根
メンバー:中西(3年)、田口(2年)、杉本(1年)
監督会:村上、角田、鈴木
他:角田友人

今回は3年前のリベンジ山行。離京を早めにして現地でぐっすり睡眠を取れるようにした。今回の天気や良さそうだという予報がでていたので気合は十分だった。鹿島槍ガーデンスキー場の駐車場を5:30に他の隊に先駆けて出発し、赤布の付いた取り付きまで向かう。雪は締まっていてとても歩きやすかったが、そんな状態は尾根の中腹くらいまでだった・・・。ツボ足だと埋まってしまうのでワカンを装着してペースをあげる。天気は最高だ!あっという間に一の沢の頭に11:00に到着。

第一岩壁の基部まで行く予定であったが、ここからは雪庇が発達していて所々ロープを出しながら進んだ。ペースが落ちてしまったため、後続のパーティーに追い抜かれる。我々のラッセルを使って追い上げてきたから体力は十分だものね。結果として、2の沢の頭はすでに幕営スペースがなく、その先のコル辺りを整地して14:00に設営した。この日は誰もこれ以上先に進まないようだ・・・。

2日目。昨夜の晩御飯は芋煮。朝はパスタっぽい何か。ミートソーススパゲッティーの予定で、前夜からパスタを水に漬けていたのだが、どうやら失敗したようだ。そしてパスタを茹でる水の量も少なく、一切水を捨てる事無くそのまま食すという新しいスタイル。気合を入れて3時に起床してみたものの、テントの外はホワイトアウト。雪も降っている。昨晩から雪が振り始め20cmほど積もっている。前日までの好天と湿雪の積雪、さらにはホワイトアウト。

とても残念ではあったが、2秒で撤退を決める。

明るくなってから行動を開始することとしテントの中で休んでいると、他のパーティーは突っ込んでいった。が、どの隊も2時間ほどで引き返してきている。視界は悪いし雪は深いから無理だと判断したらしい。結局2隊?は引き返して来なかったが無事抜けていけたのだろうか。

我々も下山を開始するが、重い荷物を背負っている現役がバランスを崩して滑落する危険を考慮してロープを出しながら進む。

10:30。無事取り付きまで下山。まだ連休は1日残っているからと、全員であずさヒュッテに移動して宴会をして翌日帰宅。

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