2003年度新人歓迎合宿 小川山 2003年5月3日~5日
‥米澤、杉本、長谷川功(青学)、依田、村上、金子、中尾(青学OB)、山田(一橋OB)、長谷川潤(成蹊)
フリー・ボルダーのメッカとなりつつある小川山。交通のアクセスは悪いが、最高の岩場だ。ボルダーからマルチピッチの登攀まで幅広いクライミングを楽しめる。なによりもBCはキャンプ場のため昼はクライミング夜は宴会と楽しみの幅も広い。
■記録
■5月3日(金)
午前1時に、米澤・杉下・山田・長谷川の四人で八王子を出発した。千葉県に住んでいる長谷川(以下長谷)は、八王子に来るのが大変なので、丁度小川山に行く予定があった金子OBの車に乗せていただいく。午前5時近く、小川山廻り目平キャンプ場に到着した。去年と比べ、車の数が多い。早速、シュラフに潜り込む。
午前9時頃、依田さん・長谷と合流。本日のクライミングエリアをガマスラブにした。杉本は前回広沢寺に行ったので、外の岩場というものを多少なり知っているが、長谷は初めてなので緊張するかと思っていたが、そんな様子も見せず順調に登っていた。
「ガマスラブ 5・6~5・8」
また、BCを出発する前に中尾さんに留守電をガマスラブに行くと入れていたが、ガマスラブが混んでいたので、適当に1本登りスラブ状岩壁に移動した。よって、中尾さんと合流できなかった。申し訳ありません。
スラブ状岩壁に移動したものの、そのエリアもまた混みあっていた。1年生が登れそうなルートが占領されていた。しょうがないので、空いていた「水曜日のシンデレラ5・11a」を取り付いた。登り終わっても、ルートが空きそうにないので、プチロックに移動。山田さんが「小さな親切大きなお世話5・10b」をリードした。トップロープで、1年二人も登るが、核心部がスラブで手がかりがなく、フリクションで登るという行為はまだ難しいようだ。そのとき、依田さんは隣の「マリオンシスターズ5・11b」をやっていたが、右手で掴んでいた岩がぼろぼろと砕けた。フリーで脆い岩は登りたくないものだ。次に、続おじさん岩に移動。「ぶんぶく5・10a」を初岩場の長谷がテンションをまじえながらも完登した。たいした成果である。
クライミングを終え、薪を拾い食料の買出しをする。午後5時ぐらいから焚き火をはじめ、小川山の夜を過ごした。
■5月4日(土)
午前9時に、村上さんと合流。マラ岩に行き「川上小唄5・7」を登った。このルートは、もっとも簡単にマラ岩の山頂に立てる。山頂から眺める景色が良い。また、他には「ホリデー5・9+」を登る。杉下には、完登は難しいと思われたが意外と登れてしまった。二人ともフリーの素質は十分あると思う。その後、隣のルートである「スキゾフレニー5・11c」を登った。キャメロットとエイリアンを使ったので、久しぶりに恐怖を感じるクライミングができた。
昼飯を食べに、1回BCに戻った。その後、杉下を残しクジラ岩にボルダリングに行った。それぞれ、6級~3級あたりを登った。ルートのグレードが上がらなくなったとき、ボルダリングにかえると次のステップを踏めるような気がした。
■5月5日(日)
最終日。午前中に1本のぼりかえることにした。やはり、看板ルートである「小川山レイバック5・9」を登っておきたいと思い親指岩に移動。テーピングを手に巻いて、早速取り付く。長谷は、見事に完登した。杉下も、中間のフェイスに移るところまで登ったが、上部はハンドジャムがよく効くのだが、手が小さくてハンドジャムができなかったようだ。
なんにしろ、二人とも三日間よく頑張ったと思う。1年でどれくらい登れるようになるのだろうか・・・?
(文責:よね)